微小な大腸がん(陥凹型大腸がん)
当院の大腸内視鏡検査では、
ポリープやポリープ型の大腸がんはもとより、
微小な陥凹型大腸がんを発見することも可能です。
陥凹型大腸がんは、大腸粘膜の表面が陥没した特徴を持ち、陥没箇所が微細なため、経験豊富な内視鏡専門医でも発見が難しい上、ポリープ型の大腸がんと比べて進行が早く悪性度が高いことも特徴です。陥凹型大腸がんは、大腸内視鏡検査で見逃されてしまうケースもあり、発見が遅れると非常に早いペースで進行がんへ進展する恐れもあります。
陥凹型大腸がんは、当院の特別顧問でもある工藤進英教授が1985年に第1例目を発見し、それ以降、全国的に広く発見されるようになりました。
当院の大腸内視鏡検査は、ポリープやポリープ型大腸がんはもとより、この陥凹型大腸がんの発見に積極的に取り組んでいることが強みです。何かご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。



よくある質問
陥凹型大腸がんはなぜ見つかりにくいのですか?
陥凹型大腸がんは、表面がへこんでいるため周囲と同化しやすく、通常観察では平坦に見えることがあります。また発赤や隆起が目立たないため、経験の浅い医師では見逃される可能性があります。進行は早いものの、サイズは5mm以下のことも多く、発見には高精度の拡大観察や色素内視鏡が不可欠です。
微小な陥凹型大腸がんはどのように診断するのですか?
診断には、表面構造・微細血管を観察するNBI拡大内視鏡が非常に有効です。陥凹の縁に不整な血管パターンや腫瘍性変化が現れるため、熟練医師であれば数ミリの病変でも高確率で発見できます。必要に応じてインジゴカルミン散布で境界を描出し、確定診断のための生検や内視鏡治療につなげます。
微小な大腸がんは進行が早いのですか?
陥凹型の特徴として「深部へ浸潤しやすい傾向」があります。見た目の小ささと裏腹に、早期から粘膜下に進む例もあり、放置すると進行がんになる可能性があります。しかし早期に発見できれば、内視鏡治療で根治可能な場合が多く、身体への負担を最小限に済ませられます。
陥凹型病変はどのくらいの頻度で見つかりますか?
すべての大腸腫瘍の中では比較的頻度は高くありませんが、近年は拡大観察技術の向上により発見率が高まっています。特に40歳以降では増加傾向にあり、便潜血陽性や家族歴がある方ではリスクが上昇します。健診で異常がなくても、定期的な大腸内視鏡検査を受けることで早期発見が可能です。
微小な陥凹型大腸がんは内視鏡検査で治せますか?
早期であれば内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)やポリープ切除で根治が可能です。病変の拡がりを正確に診断することで、安全で確実な切除が行えます。手術を回避できるケースも多く、入院期間も短縮されます。重要なのは「早期に発見すること」であり、そのためには高精度な内視鏡検査を受けることが非常に重要です。
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